掲載作品のデザイナー・インタビュー

Kitchen Stories by Dianna Walla

Kitchen Stories by Dianna Walla

今日は、寒い冬の情景が浮かぶような模様編みのカーディガン、Kitchen StoriesのデザイナーDianna Wallaさんのインタビューをご紹介します。シックなカーディガンですが、インスピレーションはコメディー映画から得たそうです。   amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?Dianna: 今回のデザインの着想は、戦後のノルウェーを舞台にした映画『Kitchen Stories』から得ました。映画に登場する、20世紀半ばにノルウェーで流行していたニットウェアに間違いなくインスパイアされていると思います。まず伝統的なカラーワークが全面に施されたカーディガンやコフテ(ノルウェーの民族衣装)からアイデアを広げつつ、典型的な白と黒の組み合わせの代わりに、映画のイメージである柔らかい色のコンビネーションを使うことにしました。 amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか? Dianna: 伝統的なカーディガンには黒と白がぴったりですが、他にもたくさん素敵な色の組み合わせがあると思います!個人的には、おそらくまた冬っぽい色を選びたいです。エバーグリーンのような深い緑とか。白と組み合わせるとオリジナルよりコントラストがはっきりしますが、それでも冬のイメージがしっかり浮かぶものになるのではないでしょうか。   amirisu: 好きな映画のジャンルはなんですか? Dianna: 突飛で滑稽なコメディーがとても好きです。今回『Kitchen Stories』からインスピレーションを得ることになったのも、そのためかもしれません。他にもいろいろな種類の映画が好きで、デザインを考えるときに他に頭に浮かんだ映画は、フランスのヌーヴェルヴァーグ映画『勝手にしやがれ』(1960、原題À bout de souffle)と、スタジオジブリの美しいアニメ『となりのトトロ』です。この3つの映画に共通するのは、どれも英語の映画ではないこと。知らない世界や異なる言語を知る手段になるので、いつも海外の映画に惹かれてしまうんです。また、私が好きな映画祭は国際的な映画祭です。映画祭で扱われる映画のジャンルはいつもとても幅広いですが、時間を作ってでも観たい映画がいつもたくさんあります。 amirisu: 普段の生活では、いつどこで編み物をすることが多いですか?Dianna:  たいてい家で編みます。この1年半でその機会はめっきり減ってしまいましたが、旅行に行く時もいつも持っていきますよ。家では、朝起きてその日最初の紅茶を飲みながら、または夕方にくつろいで何かを見ながらよく編んでいます。 Diannaさん、ありがとうございました。

Kitchen Stories by Dianna Walla

今日は、寒い冬の情景が浮かぶような模様編みのカーディガン、Kitchen StoriesのデザイナーDianna Wallaさんのインタビューをご紹介します。シックなカーディガンですが、インスピレーションはコメディー映画から得たそうです。   amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?Dianna: 今回のデザインの着想は、戦後のノルウェーを舞台にした映画『Kitchen Stories』から得ました。映画に登場する、20世紀半ばにノルウェーで流行していたニットウェアに間違いなくインスパイアされていると思います。まず伝統的なカラーワークが全面に施されたカーディガンやコフテ(ノルウェーの民族衣装)からアイデアを広げつつ、典型的な白と黒の組み合わせの代わりに、映画のイメージである柔らかい色のコンビネーションを使うことにしました。 amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか? Dianna: 伝統的なカーディガンには黒と白がぴったりですが、他にもたくさん素敵な色の組み合わせがあると思います!個人的には、おそらくまた冬っぽい色を選びたいです。エバーグリーンのような深い緑とか。白と組み合わせるとオリジナルよりコントラストがはっきりしますが、それでも冬のイメージがしっかり浮かぶものになるのではないでしょうか。   amirisu: 好きな映画のジャンルはなんですか? Dianna: 突飛で滑稽なコメディーがとても好きです。今回『Kitchen Stories』からインスピレーションを得ることになったのも、そのためかもしれません。他にもいろいろな種類の映画が好きで、デザインを考えるときに他に頭に浮かんだ映画は、フランスのヌーヴェルヴァーグ映画『勝手にしやがれ』(1960、原題À bout de souffle)と、スタジオジブリの美しいアニメ『となりのトトロ』です。この3つの映画に共通するのは、どれも英語の映画ではないこと。知らない世界や異なる言語を知る手段になるので、いつも海外の映画に惹かれてしまうんです。また、私が好きな映画祭は国際的な映画祭です。映画祭で扱われる映画のジャンルはいつもとても幅広いですが、時間を作ってでも観たい映画がいつもたくさんあります。 amirisu: 普段の生活では、いつどこで編み物をすることが多いですか?Dianna:  たいてい家で編みます。この1年半でその機会はめっきり減ってしまいましたが、旅行に行く時もいつも持っていきますよ。家では、朝起きてその日最初の紅茶を飲みながら、または夕方にくつろいで何かを見ながらよく編んでいます。 Diannaさん、ありがとうございました。

【Call for Submission】amirisu + Brooklyn Tweed book project!

【作品募集】amirisu+ブルックリンツイード本プロジェクト!

【amirisu + ブルックリンツイードブックプロジェクト】 ブルックリン ツイードと amirisu は、amirisu が 2014 年に会社設​​立される以前からコラボレーションを続けており、7 年以上前に実店舗をオープンした当初から BT 糸を店頭で扱ってきました。 長年にわたり、私たちは店舗で幅広い種類の糸を取り扱うようになり、独自の糸も開発しましたが、BT の毛紡績糸に対する私たちの愛は決して揺るぎません。シェルター、ロフト、クオリーと一緒に編み物をしたい、そして一緒に本を作りたい! 当社の社内デザイナーはこのプロジェクトに興奮しており、あなたも興味があるかもしれないと考えました。そこで...私たちは世界に向けて投稿を募集することにしました! 私たちは、セーターからアクセサリーに至るまで、この本のユニセックスなデザインをいくつか探しています。条件は次のとおりです。 (1) シェルター、ロフト、クォリー、アーバー、ピーリー、ダップル、トーンから毛糸をお選びください。必要に応じて、デザインに複数の糸を使用できます。 (2) この本のインスピレーションは、アアルト、サーリネン、イゾラなどのフィンランドの建築家やデザイナーの作品です (現代のデザイナーでも構いません)。 (3) 衣服は少なくとも 11 のサイズ (女性 XS ~ XXL、男性...

【作品募集】amirisu+ブルックリンツイード本プロジェクト!

【amirisu + ブルックリンツイードブックプロジェクト】 ブルックリン ツイードと amirisu は、amirisu が 2014 年に会社設​​立される以前からコラボレーションを続けており、7 年以上前に実店舗をオープンした当初から BT 糸を店頭で扱ってきました。 長年にわたり、私たちは店舗で幅広い種類の糸を取り扱うようになり、独自の糸も開発しましたが、BT の毛紡績糸に対する私たちの愛は決して揺るぎません。シェルター、ロフト、クオリーと一緒に編み物をしたい、そして一緒に本を作りたい! 当社の社内デザイナーはこのプロジェクトに興奮しており、あなたも興味があるかもしれないと考えました。そこで...私たちは世界に向けて投稿を募集することにしました! 私たちは、セーターからアクセサリーに至るまで、この本のユニセックスなデザインをいくつか探しています。条件は次のとおりです。 (1) シェルター、ロフト、クォリー、アーバー、ピーリー、ダップル、トーンから毛糸をお選びください。必要に応じて、デザインに複数の糸を使用できます。 (2) この本のインスピレーションは、アアルト、サーリネン、イゾラなどのフィンランドの建築家やデザイナーの作品です (現代のデザイナーでも構いません)。 (3) 衣服は少なくとも 11 のサイズ (女性 XS ~ XXL、男性...

Michèle by Rievive

Michèle by Rievive

11月6日にamirisuの最新号、23号をリリースしました。皆さま、お楽しみいただけているでしょうか?23号のテーマは「映画」。好きな映画からインスピレーションを得てデザインされた12点のエレガントなウェアと小物がそろいました。今日からこちらのブログでは、デザイナーへのインタビュー形式で23号掲載のデザインを一つずつ紹介していきたいと思います。初回は、日本語版の表紙を飾ったボートネックプルオーバー、MichèleをデザインしてくれたRieviveさんにお話を伺っています。   amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?Rievive: 今号のテーマが「好きな映画とそれにインスパイアされたニット」ということでしたので、若い頃に見て印象的だった映画「ポンヌフの恋人」を思い出しながらデザインしました。この映画からはパンク(音楽のパンクロック)の印象を感じとっていました。私自身のパンクへの解釈が違っているかもしれませんが、そんな気がしたのです。そしてこれも勝手な解釈ですが、パンクと言えばモヘア...チェック柄...(だいぶ私の勝手な思い込みだと思います)で、このデザインになりました。 amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか?Rievive: 茶系で編んでみたいです。 amirisu:好きな映画のジャンルはなんですか?Rievive: 映画や音楽は、好きなアーティストや友人の影響が大きいのですが、これまで観てきたものを振り返るとすごく多ジャンルですね。しいて言うとすれば、ホラー以外です(ホラーはどうしても苦手)。大人になってからは、日本の映画をよく観るようになりました。 amirisu: 普段の生活では、いつどこで編み物をすることが多いですか?Rievive:  家のリビングです。大きな丸テーブルの上で、編むことからPC作業までほとんどがここです。 Rieviveさん、ありがとうございました。

Michèle by Rievive

11月6日にamirisuの最新号、23号をリリースしました。皆さま、お楽しみいただけているでしょうか?23号のテーマは「映画」。好きな映画からインスピレーションを得てデザインされた12点のエレガントなウェアと小物がそろいました。今日からこちらのブログでは、デザイナーへのインタビュー形式で23号掲載のデザインを一つずつ紹介していきたいと思います。初回は、日本語版の表紙を飾ったボートネックプルオーバー、MichèleをデザインしてくれたRieviveさんにお話を伺っています。   amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?Rievive: 今号のテーマが「好きな映画とそれにインスパイアされたニット」ということでしたので、若い頃に見て印象的だった映画「ポンヌフの恋人」を思い出しながらデザインしました。この映画からはパンク(音楽のパンクロック)の印象を感じとっていました。私自身のパンクへの解釈が違っているかもしれませんが、そんな気がしたのです。そしてこれも勝手な解釈ですが、パンクと言えばモヘア...チェック柄...(だいぶ私の勝手な思い込みだと思います)で、このデザインになりました。 amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか?Rievive: 茶系で編んでみたいです。 amirisu:好きな映画のジャンルはなんですか?Rievive: 映画や音楽は、好きなアーティストや友人の影響が大きいのですが、これまで観てきたものを振り返るとすごく多ジャンルですね。しいて言うとすれば、ホラー以外です(ホラーはどうしても苦手)。大人になってからは、日本の映画をよく観るようになりました。 amirisu: 普段の生活では、いつどこで編み物をすることが多いですか?Rievive:  家のリビングです。大きな丸テーブルの上で、編むことからPC作業までほとんどがここです。 Rieviveさん、ありがとうございました。

Nigella by Kate Gagnon Osborn

Nigella by Kate Gagnon Osborn

今日ご紹介するのはKelbourne WoolensのKateさんがKelbourne Woolens Andorraでデザインしてくれたショールです。セクションごとに模様が次々と変わって、飽きることなく編める一枚です。 amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Kate: ショールに使うステッチを考えるとき、イメージボードにあった布の画像を参考にしました。Hanne Friisの作品に見られるシャーリングや重ねる布地が大好きで、重なった織物のイメージを編み物で表現できるか試してみようと思いました。試し編みをする時に、既存のレースパターンを使ってちょっとした工夫や変化をさせるのが好きです。レースのスケールを変更したり、リピートの目数を変えたりします。 ショールの縁のパターンは、アーティストHanne Friisの「The Layers」のクローズアップ画像にインスピレーションを得ました。ショール全体のスケールに合わせるために既存のレースパターンを小さくし、リピートを短くして仕上げました。   amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか? Kate: スワッチを編もうと思った時にちょうど家から数日離れる前でしたので、手元にあったAndorraのPeacockという色で編んでみました。その濃いターコイズ色でステッチがよく映えて、素敵でしたので、自分のNigellaを編むとしたら、その色で編みたいと思います。   amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか? Kate: 6歳か7歳くらいの時に母方のおばあちゃんが教えてくれました。それから大学出るまでにたまに編み物をしましたが、日常的に編むようになったのはバーモント州で暮らした時、またコロラド州に住んで編み物サークルに入っていた時です。2004年から2005年の頃でしたので、まだオンライン上で編み物について交流できる場は少なく、私たちのサークルはとても仲良くなりました。 大学院に進学するためにペンシルバニア州のフィラデルフィア市に引っ越しましたが、近くの毛糸屋でアルバイトを始め、そこでKelbourne Woolensを一緒に立ち上げるパートナーとなるCourtneyに出会いました。今は編み物、手織り、または裁縫を毎日していますので、私の人生の大事な一部です。   amirisu: 家にいることが多くなり生活を楽しめるように工夫をしていらっしゃると思います。その中で新しい発見や良かったことがあれば教えてください。 Kate: 最初の数ヶ月はさすがに大変でした。私の夫も自営業ですので、最初のロックダウンの時に、学校も保育園も休みになって家族4人が家の中に閉じ込まれることになってしまいました。9歳の娘にホームスクーリングをさせ、そして4歳の娘を楽しませながら、それぞれの仕事を続けるのは大変でした。 幸運なことに裏庭があるので、家族で最初にやったのは小さな野菜とハーブの菜園を作ることでした。今の家に引っ越して以来、ずっとやりたかったことです。今年は菜園をレベルアップさせ、ブルーベリーとブラックベリーを植えました。娘たちはいろいろな植物が育っていくのを見て楽しんでいます。 娘たちは元々仲は悪くはなかったのですが、年が離れていますのでロックダウン前はそこまで親密というわけではありませんでした。ですが、今では一緒に遊ぶのが本当に大好きなようで、2人にしかわからない合言葉も持ったり、お人形やレゴで遊んでいます。 もうひとつ感謝していることは、17歳と13歳の2匹の犬とたくさんの時間を一緒に過ごせたことです。この一年特に17歳のロリーの老いる姿を見て切ない気持ちにもなりますが、普段より一緒に時間が過ごせて本当によかったです。   Kateさん、ありがとうございました。

Nigella by Kate Gagnon Osborn

今日ご紹介するのはKelbourne WoolensのKateさんがKelbourne Woolens Andorraでデザインしてくれたショールです。セクションごとに模様が次々と変わって、飽きることなく編める一枚です。 amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Kate: ショールに使うステッチを考えるとき、イメージボードにあった布の画像を参考にしました。Hanne Friisの作品に見られるシャーリングや重ねる布地が大好きで、重なった織物のイメージを編み物で表現できるか試してみようと思いました。試し編みをする時に、既存のレースパターンを使ってちょっとした工夫や変化をさせるのが好きです。レースのスケールを変更したり、リピートの目数を変えたりします。 ショールの縁のパターンは、アーティストHanne Friisの「The Layers」のクローズアップ画像にインスピレーションを得ました。ショール全体のスケールに合わせるために既存のレースパターンを小さくし、リピートを短くして仕上げました。   amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか? Kate: スワッチを編もうと思った時にちょうど家から数日離れる前でしたので、手元にあったAndorraのPeacockという色で編んでみました。その濃いターコイズ色でステッチがよく映えて、素敵でしたので、自分のNigellaを編むとしたら、その色で編みたいと思います。   amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか? Kate: 6歳か7歳くらいの時に母方のおばあちゃんが教えてくれました。それから大学出るまでにたまに編み物をしましたが、日常的に編むようになったのはバーモント州で暮らした時、またコロラド州に住んで編み物サークルに入っていた時です。2004年から2005年の頃でしたので、まだオンライン上で編み物について交流できる場は少なく、私たちのサークルはとても仲良くなりました。 大学院に進学するためにペンシルバニア州のフィラデルフィア市に引っ越しましたが、近くの毛糸屋でアルバイトを始め、そこでKelbourne Woolensを一緒に立ち上げるパートナーとなるCourtneyに出会いました。今は編み物、手織り、または裁縫を毎日していますので、私の人生の大事な一部です。   amirisu: 家にいることが多くなり生活を楽しめるように工夫をしていらっしゃると思います。その中で新しい発見や良かったことがあれば教えてください。 Kate: 最初の数ヶ月はさすがに大変でした。私の夫も自営業ですので、最初のロックダウンの時に、学校も保育園も休みになって家族4人が家の中に閉じ込まれることになってしまいました。9歳の娘にホームスクーリングをさせ、そして4歳の娘を楽しませながら、それぞれの仕事を続けるのは大変でした。 幸運なことに裏庭があるので、家族で最初にやったのは小さな野菜とハーブの菜園を作ることでした。今の家に引っ越して以来、ずっとやりたかったことです。今年は菜園をレベルアップさせ、ブルーベリーとブラックベリーを植えました。娘たちはいろいろな植物が育っていくのを見て楽しんでいます。 娘たちは元々仲は悪くはなかったのですが、年が離れていますのでロックダウン前はそこまで親密というわけではありませんでした。ですが、今では一緒に遊ぶのが本当に大好きなようで、2人にしかわからない合言葉も持ったり、お人形やレゴで遊んでいます。 もうひとつ感謝していることは、17歳と13歳の2匹の犬とたくさんの時間を一緒に過ごせたことです。この一年特に17歳のロリーの老いる姿を見て切ない気持ちにもなりますが、普段より一緒に時間が過ごせて本当によかったです。   Kateさん、ありがとうございました。

Fay by Fiona Alice

Fay by Fiona Alice

今日ご紹介するのはデザイナーFiona Aliceさんのプルオーバー、Fay。指定糸のコットンとアルパカの混紡のSabri Iで編むと、とても柔らかくて着心地がよく、バイヤス地とレース模様とリブのコントラストが美しい一着です。 amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Fiona: 今回のムードボードの中の色々なテクスチャに刺激を受けました。何か「透明な」要素を取り入れてみたいと思っていたので、レースを使うことにしました。袖の下とセーターの側面にレース模様を施し、着て、動いた時にちらっとのぞくようにしました。パターンの名前は、この意外なディテールから魔法に関する名前にしました。「Fay」は、「妖精」または「エルフ」を意味する中英語と古フランス語にルーツがあります。 amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか? Fiona: IllimaniのSabri Iの自然な色合いのどの色で編んでも素敵だと思います。Illiamniは、この春、9つの新しい鮮やかな色をリリースしました。私は、新色で編むとしたらBlackかOrchidを選ぶと思います。 amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか? Fiona: 最初に教えてもらったのは、おそらく7歳か8歳くらいでした。母ウェンディ・アリスは、私が幼い頃からテキスタイルについてのほとんどの手芸を紹介してくれました。母は祖母のアリスから学んだそうです。気づかない方も多いのですが、アリスは私の苗字ではなく、ミドルネームです。 デザイナーとしての「ブランド名」を決めるとき、アリスを入れることが大事だと思いました。私の曽祖母のアリスの記憶を残したいと思いました。彼女は、工芸品や必需品が手に入らない時代でも家族を養うためにものを作ったりして、とても機知に富んでいました。 amirisu: 家にいることが多くなり生活を楽しめるように工夫をしていらっしゃると思います。その中で新しい発見や良かったことがあれば教えてください。  Fiona: パンデミックの間、私はヘルシンキにある近所を今までよりも探索することができました。2年前に引っ越してきましたが、必要なものがすべて徒歩圏内にあることがどれほど幸運であるかを今回気づかされました。夫と私は、できる限り地元でお気に入りのビジネスをサポートしようと心掛けています。 新しい趣味に関しては、グルテンフリーのベーキングがそこそこできるということを発見しました。料理をするのは大好きですが、パン作りはいつも惨事に終わってしまいました。でも、最近はよいレシピを見つけて、グルテンフリーのパン、クッキーやケーキなどを焼いています。 夏に向けて近くの公園で菜園ができるスペースを確保できました。夏の間何を育てようか楽しみにしています。 Fionaさん、ありがとうございました。

Fay by Fiona Alice

今日ご紹介するのはデザイナーFiona Aliceさんのプルオーバー、Fay。指定糸のコットンとアルパカの混紡のSabri Iで編むと、とても柔らかくて着心地がよく、バイヤス地とレース模様とリブのコントラストが美しい一着です。 amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Fiona: 今回のムードボードの中の色々なテクスチャに刺激を受けました。何か「透明な」要素を取り入れてみたいと思っていたので、レースを使うことにしました。袖の下とセーターの側面にレース模様を施し、着て、動いた時にちらっとのぞくようにしました。パターンの名前は、この意外なディテールから魔法に関する名前にしました。「Fay」は、「妖精」または「エルフ」を意味する中英語と古フランス語にルーツがあります。 amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか? Fiona: IllimaniのSabri Iの自然な色合いのどの色で編んでも素敵だと思います。Illiamniは、この春、9つの新しい鮮やかな色をリリースしました。私は、新色で編むとしたらBlackかOrchidを選ぶと思います。 amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか? Fiona: 最初に教えてもらったのは、おそらく7歳か8歳くらいでした。母ウェンディ・アリスは、私が幼い頃からテキスタイルについてのほとんどの手芸を紹介してくれました。母は祖母のアリスから学んだそうです。気づかない方も多いのですが、アリスは私の苗字ではなく、ミドルネームです。 デザイナーとしての「ブランド名」を決めるとき、アリスを入れることが大事だと思いました。私の曽祖母のアリスの記憶を残したいと思いました。彼女は、工芸品や必需品が手に入らない時代でも家族を養うためにものを作ったりして、とても機知に富んでいました。 amirisu: 家にいることが多くなり生活を楽しめるように工夫をしていらっしゃると思います。その中で新しい発見や良かったことがあれば教えてください。  Fiona: パンデミックの間、私はヘルシンキにある近所を今までよりも探索することができました。2年前に引っ越してきましたが、必要なものがすべて徒歩圏内にあることがどれほど幸運であるかを今回気づかされました。夫と私は、できる限り地元でお気に入りのビジネスをサポートしようと心掛けています。 新しい趣味に関しては、グルテンフリーのベーキングがそこそこできるということを発見しました。料理をするのは大好きですが、パン作りはいつも惨事に終わってしまいました。でも、最近はよいレシピを見つけて、グルテンフリーのパン、クッキーやケーキなどを焼いています。 夏に向けて近くの公園で菜園ができるスペースを確保できました。夏の間何を育てようか楽しみにしています。 Fionaさん、ありがとうございました。

Thistle by Sari Nordlund

Thistle by Sari Nordlund

Instagramでamirisu 22号のKALが実施中です!2021年8月15日まで開催していますので、途中経過や編み上がった作品に #amirisu22kal を付けて投稿してくださいね。詳しくは amirisushopの投稿をご覧ください。 さて、今日ご紹介するのは、Sariさんの覚えやすいレース模様が楽しい春夏にぴったりなソックス、Thistleです。  amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Sari:  風のない静かな海で、波が浜辺で柔らかな波紋を描き、泡を運ぶイメージからインスピレーションを得ました。ゆっくりでリズミカルな波をデザインに取り入れたかったのです。このレース模様は、上向きに成長する植物のように見えるのも気に入っています。 amirisu: 靴下を編む経験がないまたは少ない人のためにThistleを編む時のコツやアドバイスはありますか? Sari: 靴下を編むのは見た目よりずっと簡単です!ネットで検索してみると、すべての手順を確認できるチュートリアルがブログやYoutubeにたくさん出ています。このレース模様はとても覚えやすく、パターンの繰り返しが短いので、レース編みにあまり慣れていない人でも楽しく編めると思います。   amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか? Sari:  フィンランドでは学校で基本的な編み方を教わりますが、実際に編み始めたのは大学在学中の20代の頃でした。友人から、他の女の子達もやっているように、美術史の授業に編み物を持ち込むとよいと勧められました。彼女たちは編みながら講義を聞くとより集中できると主張していたのです。私は編み方がよくわからないと正直に言うのは恥ずかしかったので、家でYouTubeの動画を見てこっそりと学びました。それからは私が針を下ろすことはありませんでした。 Sariさん、ありがとうございました。Sariさんは22号では2つのデザインを提供してくださいましたが、もう1つのベスト Liilaは今度のお楽しみに!

Thistle by Sari Nordlund

Instagramでamirisu 22号のKALが実施中です!2021年8月15日まで開催していますので、途中経過や編み上がった作品に #amirisu22kal を付けて投稿してくださいね。詳しくは amirisushopの投稿をご覧ください。 さて、今日ご紹介するのは、Sariさんの覚えやすいレース模様が楽しい春夏にぴったりなソックス、Thistleです。  amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Sari:  風のない静かな海で、波が浜辺で柔らかな波紋を描き、泡を運ぶイメージからインスピレーションを得ました。ゆっくりでリズミカルな波をデザインに取り入れたかったのです。このレース模様は、上向きに成長する植物のように見えるのも気に入っています。 amirisu: 靴下を編む経験がないまたは少ない人のためにThistleを編む時のコツやアドバイスはありますか? Sari: 靴下を編むのは見た目よりずっと簡単です!ネットで検索してみると、すべての手順を確認できるチュートリアルがブログやYoutubeにたくさん出ています。このレース模様はとても覚えやすく、パターンの繰り返しが短いので、レース編みにあまり慣れていない人でも楽しく編めると思います。   amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか? Sari:  フィンランドでは学校で基本的な編み方を教わりますが、実際に編み始めたのは大学在学中の20代の頃でした。友人から、他の女の子達もやっているように、美術史の授業に編み物を持ち込むとよいと勧められました。彼女たちは編みながら講義を聞くとより集中できると主張していたのです。私は編み方がよくわからないと正直に言うのは恥ずかしかったので、家でYouTubeの動画を見てこっそりと学びました。それからは私が針を下ろすことはありませんでした。 Sariさん、ありがとうございました。Sariさんは22号では2つのデザインを提供してくださいましたが、もう1つのベスト Liilaは今度のお楽しみに!