今日ご紹介するのは、全体に六角形のケーブル模様があしらわれたカーディガンVardaのデザイナー、Paulaさんです。どんな場面からインスピレーションを得たのか、詳しく聞いてみましょう!
amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?
Paula: お気に入りのドキュメンタリー映画「顔たち、ところどころ」からインスピレーションを得ました。1950年台後半のフランスのヌーベルヴァーグにおいて重要な役割を果たし、たくさんの賞を受賞した映画監督であり、写真家であり、アーティストでもあるアニエス・ヴァルダと、若いフランス人写真家のJRのコラボレーションを中心にストーリーが展開していきます。彼らはフランスの田舎を旅しながらさまざまな人に出会い、話を聞いて写真を撮り、彼らの感情を敏感にとらえ、美しく力強いインスタレーションアートを創り出します。感情と寛大さ、美しさに満ちた、真実の物語です。
このカーディガンは、二人が労働者と話をするために埠頭に立ち寄った場面にインスパイアされました。1分も経たないうちに、男性陣はそれほど面白くないので彼らの妻たちに話を聞こうとアニエスは言い出します。すると、妻たちは希望や人生観などについて語ってくれ、夫たちよりはるかに興味深いことが分かりました。話を聞いて写真を撮り終わった後、JRとアニエスは拡大印刷した彼女らの写真を飾るために、コンテナを動かして大きな壁を作るよう夫たちに頼みます。そうやってインスタレーションアートを作り終えた後に彼らが感動する様子はとても印象的でした。
amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか?
Paula: 何色でも、間違いなく素晴らしいカーディガンになりますよ!私だったら、ケーブル模様が見えやすいように明るめの色を選ぶと思います。
amirisu: 好きな映画のジャンルはなんですか?
Paula: 特に好きなジャンルはありません。ホラー以外であれば、どんな映画でも観ます。
amirisu: 普段の生活では、いつどこで編み物をすることが多いですか?
Paula: ほとんどの場合、家で編み物しています。毎日たくさん編みますよ!
Paulaさん、ありがとうございました。