今日のインタビューは縦のラインが美しいロングベスト、PreludeをデザインしてくれたMizuhoさんです。Woolfolk Fleckの粒々の編み地もかわいい。タートルネックとストレートパンツなど、すっきりとしたコーディネートにも合いそうです。がかっこいいので、ぜひ読んで進めてくださいね。
あみりす:このデザインのインスピレーションは何ですか?
瑞穂:最初に音楽がテーマと聞いて、曲よりも、音楽がこれから始まる前兆のような静けさ、指揮者がタクトを振り上げてさぁ始まるという期待と緊張の一瞬の風景が思い浮かびました。
今は無音だけど、すぐに新しい物語の扉が開き、そんなイメージをセンターとバックの縦のラインに込めています。ロングベストの中心にネックラインからつながった縦の細いラインが上から下まで入っててかわいいのではないかと思いました。
あみりす:デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?
みずほ:前後身頃の縦のラインの太さをどうするか、何を見るのか、表編みが良いか、裏編みが良いかで悩んで、いくつかのスワッチを編んで考えてみました。
あみりす:もう一枚編むか何色で編みますか?
みずほ:白っぽいベージュのベースに濃いオレンジのラインもかわいいなと思います。 残念ながら、指定糸の斑点にはオレンジが無いので、ラインだけ違う糸で編んでも良さそうです。
あみりす:編み物を聴きながら音楽、編み物が伸びる音楽はありますか?
瑞穂:最近は何も音を鳴らさずに無音で編む感じですが、もしかしたらあるかと思います、ピアノジャズを小さい音で。
みずほさん、ありがとうございました。