Marble by Alina Schneider

Marble by Alina Schneider

今日ご紹介するのはメキシコ在住のデザイナーAlinaさん。ゆったりとしたmYak MediumのセーターMarbleをデザインしてくれました。柔らかくて着心地がよく、随所に散りばめられた工夫がとってもお洒落です。

amirisu:このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?

Alina: amirisuのセンス、mYakの毛糸と自分の好みの融合からインスピレーションを得ました。私にとって、amirisuといえば時代を問わないデザインとカジュアルなウェアのイメージですので、それに合うデザインを作りたいと思いました。
それから、ベビーヤクの毛糸の美しい風合いを活かすためにオーバーサイズにしようと決めました。
いつも自分のデザインに少し模様を加えるのが好きです。実は、このデザインの裾にある模様は、数ヶ月前からデザインノートにあるものでした。いつか使いたいと考えていましたが、Marbleを作るまではしっくりこなかったのです。模様に少しずつ手を加えて、自分のものにするのが楽しかったです。

 

amirisu:もう1枚編むとしたら何色で編みますか?

Alina: グレーですね。中間色が大好きですが、特に縄編みでよく使います。中間色以外となると、深みのある辛子色は秋にぴったりだと思います。

 

 amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?

Alina: 大学を卒業後、自分の道が見つからずにいて、自分に価値がないように感じてすっかり落ち込んでいました。5年間かけて手に入れた学位が役に立たないのではと思い、次はどうしたらよいのか悩んでいました。そんな時におばあちゃんが毛糸屋さんに初めて連れて行ってくれて、気分転換に手を動かしてものを作りなさいと言ってくれました。その小さな毛糸屋さんの中に入った瞬間から、ワクワクして、創造性が刺激されました。あれから12年になりますが、編み物は私の生活の中で何らかの形で毎日関わっています。

 

amirisu: つい使ってしまう、お気に入りのステッチがあれば教えてください。
Alina: 縄編み!目を交差させるだけでまったく違う編み地が出来上がるので、まるで魔法みたいです。

 

amirisu:最近おうちで過ごす時間が多くなったと思います。何か新しい過ごし方やお楽しみがあれば教えてください。

Alina: もともと家で過ごすのが苦にならないのがラッキーなのかもしれません。家にいてもできることがいっぱいあります。例えば、編み物、読書、勉強、仕事や柔軟運動。

さすがに内向きな私でもステイホーム期間中は落ち込んで、何もせず寝ながら一日中Netflixを観る時もありましたが、自然を楽しめる場所や運動できるところがまだ利用できたのがよかったです。今までランニングが嫌いでしたが、2020年にだんだん好きになってきて、本当によかったと思っています。マジックアワーに合わせてスニーカーを履いて、エアフォンを付けて、音楽を聴きながらただ走るのが毎日の楽しみでした。心身の健康に実に役立ったと思います。

Alinaさん、ありがとうございました。

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