Featured: Fuwafuwa by Miyuki Watanabe

Featured: Fuwafuwa by Miyuki Watanabe

今年の冬は暖冬でしたが、それでも春の訪れは嬉しいものですね。そろそろ軽い糸でフワッと羽織れるようなものを編みたくなるのは、私だけではないはず。今回ご紹介するのは amirisu18号からこんな季節にぴったりのFuwafuwa。Miyuki Watanabeさんのウェアはどれも細部まで考え抜かれていて、編んでいて楽しいデザインばかりです。では、インタビューを始めましょう。

amirisu: Fuwafuwaのインスピレーションはどんなところから得ましたか?

Miyuki: 異なるテクスチャの編地を組み合わせて何かを作ってみたいって思っていました。編地の切り替え部分は真っ直ぐではないものにしようと思いました。引き返し編みが大好きなので、山あり谷ありを思いつきました。もともとモヘアは考えていなかったのですが、素材も異なる組み合わせにしたら面白いかもと思い、モヘアを使うことを決めました。それから、アイテムはカーディガンにしようと決め、編み方はトップダウンにしようと決めました。

 

amirisu: もしご自分用にもう1着編むとしたら、何色にしますか?

Miyuki: ティファニーブルーで編みたいです。

 

amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?

Miyuki: 子供の頃、祖母と母から習いました。最初はリリアンでした。編むことが楽しくて、ただ無心に紐を作り続けました。ただただ編みたいっていう気持ちはこの頃から変わっていないって思います。次はかぎ針でした。かぎ針で何を編んだかは思い出せません。最後に棒針。棒針で最初に編んだものは、ガーター編みのマフラーだったと思います。学生時代、編むことはほとんどなく過ごしました。社会人になって、michiyo先生の本に出会い、Raverlyに出会って編み物を再開しました。

 

amirisu: 最初は日本の編み図で編まれていましたか?

その場合は、海外パターンやRaverlyに出会ったことで何か変わったことはありますか?

Miyuki: 最初は日本の編み図で編んでいました。私は日本の編み図も好きです。完成までの編み方が一目瞭然だからです。ただ、ほとんどのパターンがワンサイズだったこと、パターン通りに正しく編むことが求められていることなど、少し窮屈なところもありました。

海外パターンやRaverlyに出会って、私の編み物は一変しました。サイズやデザインが豊富で、何より自由でした。「好きな丈まで編んでください」とか「好きなやり方で作り目してください」とか、日本の編み図を書いてあるとおりに編んでいた私にとって、「好きにしていい」が驚きで、むしろ、どう好きにしていいかわからず、戸惑うことさえありました。英語に苦戦しながらいくつか編み、好きに編むということを体験するうちに、すっかりRaverlyに夢中になっていました。Raverlyに出会っていなかったら、こんなに編み物を続けていなかったと思うし、自分でデザインすることもなかったと思います。Raverlyが私の編み物を自由にしてくれたと思います。

 

amirisu: お好きなアウトドアでの過ごし方を教えて下さい。

Miyuki: 気候のいい季節、心地よい風を感じて、景色を見ながら、お酒を飲み編み物をすることです。

 

Miyukiさん、ありがとうございました。今後のデザインも楽しみにしていますね。

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