Evol by Orlane Suche
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今日ご紹介するのはOrlaneさんが21号のためにデザインしてくれたフロントのケーブル模様が可愛いEvolです。素朴なJoaoで編むと、縄編みもメリヤスも表情が出て素敵ですよ。
amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?
Orlane: インスピレーションの源を特定するのは難しいと思っていますが、今回は模様編みのコントラストを楽しめる現代風のプルオーバーを作ってみたいと考えました。私の場合、シルエットや動きからデザインを始めることが多いです。それから、地模様や柄、色に迷いながらスワッチを編んでみます。求めているものに近づけているか、疑問に思ったり、心配したりする時はありますが、納得できる形になるとほっとしますね。
amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか?
Orlane: 普段、赤色の服はあまり着ませんが、このデザインをテストニットしてくれた二人が濃い赤で編んだのを見てから、すっかり赤の魅力に取りつかれています!
amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?
Orlane: 子供の時におばあちゃんとおじいちゃんにも教えてもらいました!おじいちゃんは全ての孫たちに赤ちゃん用靴下やブランケットを編んでくれましたよ。おばあちゃんはVネックの大きなカーディガンをよく編んでいました。
私は、大人になってから長女のために編んだりもしましたが、趣味になったと言えるのは、毛糸や羊毛のトレーサビリティ、小規模生産者、羊の品種などに興味を持つようになってからです。編み物は、編むことで動物と人間と自分の手で作った洋服が繋がり、そして物語が生まれる、そういうところが大好きです。デザインを仕事にしてからは編みものとの関係は明らかに変わってきましたが、初めての毛糸に触れる時や家族や自分のために編んだものが出来上がる時は今でも驚きと感動があります。
amirisu: つい使ってしまう、お気に入りのステッチがあれば教えてください。
Orlane: メリヤス編みが大好きです。シンプルで無限な可能性がありますよね。でも、模様編みが生み出すリズムも好き。同じ編み方でも、違う糸を使うだけで仕上がりががらりと変わるのが編み物の面白さだと思います。
amirisu: 最近おうちで過ごす時間が多くなったと思います。何か新しい過ごし方やお楽しみがあれば教えてください。
Orlane: この春は、娘たちと一緒に近所に生えている植物を集めて(私は街に住んでいますが近所には自然がたくさんあるんですよ)、草木染めをしたり、ジャム作りをしたりしました。秋には、ティーンエイジャーの娘と一緒にお裁縫をする時間を増やし、末っ子とは簡単な型染めに挑戦しようと思います。子供たちもものづくりが好きなんです。
Orlaneさん、ありがとうございました。ご家族との手芸タイム、楽しそうです!